No.3★2011年 アメリカ「SEASIDE」
No.1 アリーズビーチより西へ8マイル
「SEASIDE」シーサイド があります。
シーサイドを知っている人は多いはず。ジム・キャリーが主演した映画「トゥルーマン・ショー」の舞台となった街です。
1980年代に発生した都市計画、ニューアーバニズムの実践例となったのがシーサイドです。
32ha(東西800m、北西400m)に350戸の住宅、200の集合住宅とホテルに店舗が計画された美しく統一された街並みです。
古い小さな街の建築的価値を持ちながら、違った価値観を創出できるか、ということの試みとなった街なのです。
歩いて暮らせる、道行く人とポーチから挨拶を交わせるコミュニティづくりのモデルですね。
街の中心であるセントラル・スクエア、ここを基点にレイアウトされています。
広場にはセール中の住宅の案内もありました。もちろん伝統的様式に基づいて設計されています。
広い歩道には可愛いコンテナバスのカフェもありました。
海沿いのレストランはカジュアルな雰囲気です。
パビリオンから見るビーチは限りなく続く白い砂浜(ビーチの写真がないです…)
トゥルーマン・ショーで主人公が住んでいた家を探してみましたが見つけられませんでした。
車窓からの街並みを少しばかり。
No1、No2で紹介したアリーズビーチもローズマリービーチも、シーサイドがモデルとなり、その実践例を修正しながら計画されたのだそうです。
そして私たちはシーサイドを後にして、ニューオリンズへ向かったのでした。
これは途中メキシコ湾に沈みゆく太陽、美しい夕暮れ。
正確にはメキシコ湾ではなく、向かい側はサンタ・ローザ島(バリアー島、限りなく大きな砂州のような島)です。
つまり私たちが見ていた景色はラグーンの向こう側に沈みゆく太陽です。
心に沁みる風景でした。
この旅を終えて、デザインしたプランがこちら。
ビーチサイドによく似合う、爽やかなコテージ風のエレベーションとマイアミビーチスタイル。
おまけ
ニューオリンズに着いたのはすっかり夜でした。夜の写真しかありません。
ポリスマンが馬に乗ってパトロールしてました。
このブログから読んだ方は、是非「わたしたちの足跡」No.1 アリーズビーチより読んでくださいね。
建築訪問・暮らしと旅の足跡、ゆるく更新してまいります。